2010年12月5日日曜日

アイマスク,車いす体験

4年生は,アイマスクと車いすで,学校の階段や廊下,体育館,運動場などいろいろな場所を歩いたり,移動したりしました。

アイマスクを見ると興味津々に,「早くやってみたい!」と言った子ども達。実際にマスクをつけてみると,おそるおそる足をだしたり,かべを伝ってゆっくりと確かめながら進んでいました。ほんのちょっとの段差が足の速度をゆるめたようです。
また,階段ではさらに恐怖心が増したようで,さらに歩くスピードは遅くなり,慎重に足を進めていました。しかし,パートナーの友達のやさしい一言で,回りの様子や次の段のことがわかり,安心して階段をおりることができました。
外にも出かけ,いつもは何気なく遊んでいるブランコや滑り台にも挑戦しました。普段とはひと味違う感覚を感じました。
日を改め,今度は「車いす体験」です。体育館で車いすの乗り方に慣れると,入り口のスロープに挑戦です。わずかな坂道や方向転換も悪戦苦闘です。次は,校舎へ移動です。図書室では机が多く,なかなか進むことができないだけでなく,本を取ることもままなりません。
次に,運動場にも行きました。ここでも,坂が子ども達の行く手をはばみます。力一杯腕を動かし,やっとの思いで登り切った所に,今度は溝の段差が・・・・。

アイマスクや車いす体験を通して,いろいろな不便さに気がつけた秋の日ではなかったでしょうか。いつもなら感じないこの感覚を,体の中にいつまでも大切にきざんでほしいと思います。

この体験を各自が新聞にまとめ,他学年の人にも見てもらおうと,給食の時間に宣伝に行きました。身体の不自由な人が少しでも楽に,安心して,生活ができるように,みんなが考えたり,感じたり,思ったりしたことが学校中に広がるといいね。

0 件のコメント: